よ

超人間要塞ヒロシ戦記のよのネタバレレビュー・内容・結末

超人間要塞ヒロシ戦記(2023年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

設定の意味不明さにつられて見始めて、ハマった。
ひとりの人間の中に一個の国家があって、象徴的女王がいて、中に住む国民を守るために法律があり、閣議決定で合同指針が決まり、その法律と指針の下で艦隊が作戦を実行してる。大真面目な『中の人』たちの喧々諤々に対して、起きてることは、不意打ちのキスやバイトのトラブルなどごく小さな日常的「事件」というギャップがシュールでおもしろい。とにかく斎藤工はじめ役者さんが高い演技力で真面目におかしなことをする絵面がすごい好き。
その中にちゃんと若いアケミ艦長や交渉係の成長や少年時代からのライバル関係とか描いてるのも真面目だし良かった
恋愛沙汰には興味がなかったけど、話が進むうちに、恋愛もバイトも個人にとっては存亡の一大事件だし、国家間や組織関で信頼を築くために必要なものは人と人の関係と実は一緒だという寓話のようにおもえて、最初はトンチキにおもえた設定がとても良いものとして腹落ちした

あとBGMが良い!ヒロシのテーマである止まり木の歌とシズカの片隅のエイリアンか最後にリミックスされてひとつのテーマにまとまるの、グッときたなんてものじゃなかった

ところでシズカの最後の「人違いじゃなかった」って、君も実はエイリアンだったりするの?という気持ちになったんだけどどうなんだろう笑
よ

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