きい

夕暮れに、手をつなぐのきいのネタバレレビュー・内容・結末

夕暮れに、手をつなぐ(2023年製作のドラマ)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

正直、めちゃくちゃ好きでした。

金井監督ということで、期待度はMAX。
それを裏切らない1話で、気持ちは最高潮。
金井監督は、すごく楽しんで演出されているんじゃないかなっていうのがただの視聴者にも伝わってきて、とてもわくわくする。

んで、俳優さん方も最高。
広瀬すずさんは可愛さ半端ない。あのフィクションの方言も、ガサツさも広瀬さんだからちゃんとこなせていてかつ可愛いが過ぎる。お芝居が好きすぎる。可愛すぎる。
永瀬廉さんのお芝居は初めて拝見したけど、素敵。自然体な現代男子感がある気がする。
2人のお芝居の融合はずっと観ていられた。
あとあと、松本若菜さん!以前から癖が強いけどそれがクセになる女優さんだと思ってたけど、このドラマで素敵さ大爆発していた。マネージャーという役どころがお芝居にとてもマッチしてたんだと思う。少し垣間見える昭和感と姉御感が何とも言えない最高の味を出していらっしゃった。


内容も、ぐーーっと来た。
血の滲むような努力でクリエイティングをしてきた方々が経験を元にして作ったドラマなんだろうなとひしひしと感じる。
空豆は"理想"なのかなと思った。
あの自由奔放さから生まれる圧倒的な才能。こうありたい。けど社会にはいろいろなしがらみやマストがあって、完全なる自由なんてものは存在しない。制限された中で、試行錯誤を続けなければいけない。でもそれは、苦しく悲しいことだけではない。そんな想い。

友人は、「当てはまる人物がいないからハマれない」と言ってた。確かにそうなのかも。自分の好きなことを極めようともがいている人たちの物語。それは、側から見たらわがままかもしれない。"エンタメ不要論"っていうのが出てしまったように、いわゆる社会の基軸を支える仕事ではないから。だから、基軸を支えるようなお仕事をされていらっしゃる方々は、若干の嫌悪感を覚えてしまうのかもしれないなんて勝手に分析してた。それは当然っちゃ当然。
難しいな、エンタメって。

それはともあれ、最終回の2人美しすぎてびっくりしました。唖然です。笑
映画の機材を使っているっぽいから尚更。
ハッピーエンド万歳!
色んなことを経験しても、ずっと、ときめいていたいね。
きい

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