かりんとう

夫を社会的に抹殺する5つの方法のかりんとうのレビュー・感想・評価

3.0
一周回ってやぱりクソ野郎です。

一話が短尺ということで最後まで観られたかなぁ。
面白さのピークは5話。
そこから「仮面さん」こと復讐発起人の正体に迫るフェーズになっていくと、どんどん興冷めしていく。

リベンジものなら韓国ドラマ「グローリー」くらいの、とことこんムナクソからのとことんエグい復讐で締めくくってもらわないと、視聴者は消化不良になる。

DVモラハラクソ野郎夫がどうしてそうなったのか、という経緯が終盤で描かれるが、それを加味してもヤツの暴挙は許されるものではない。
まったく救済措置にならない。
自分がされた嫌なことは他人にしてもOKという理屈は、何があってもまかり通っていはならない。
それが性善説というものだ。

それと、ドラマとして致命的なのは、登場人物の誰にも感情移入できない。
愛人の前でウ◯コ漏らさせるなんて実に生っちょろい。
私ならそんな外道は全身の毛という毛をガムテープで脱毛したあと、肛門をアロンアルファで留めてゴミ捨て場に全裸で放り投げるくらいのことをするだろう。
そうじゃない「一般的な感性」を持ち合わせた女性は、少しは主人公を応援したくなるのかな?

最後に野村周平、なんか膨張してないか?
自分の中の野村周平ってもっとシュッとしてたんだけど…