のちのよるねこ

藤子・F・不二雄 SF短編ドラマののちのよるねこのレビュー・感想・評価

藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ(2023年製作のドラマ)
3.9
面白かった。
原作の良いのでドラマ化しても面白い。

「親子とりかへばや」がその中でもよくできていた。
とにかく空気感がいい。そして最初から最期までその空気が漂う世界観が崩れてなかった。構図とテンポも好き。
脚本演出は松本壮史。他にもこの人の手掛けた作品を見たくなった。

あと「どことなくなんとなく」も原作の良さを改めて実感するいい映像化だった。

気になる点としては、15分の短編ドラマなのだが、その15分に統一感がなかったこと、世界観が崩れたり、脚本や映像、CGで違和感が出てフィクションの夢から覚めてしまうことがいくつかあったことだった。

昔の短編を時代もノリも今風にするのはそれだけ難しいことなのだろうか。
ただつまらないわけではなく重箱の隅をつついたような違和感で、とても満足している。
父も「おれ、夕子」を見て満足していた。

次回も期待。

2023-12-08 NHKオンデマンド リアルタイム視聴&オンデマンド視聴