ノンストップで引きずり込まれたものの、若干の消化不良が残ったのも事実。ところどころ、何かちょっとずつ「物足りない」というか「薄い」というか「尻切れ」というか「弱い」。人物相関図も、背景も、キャラの魅力も、犯行動機も、ヒリヒリした緊迫感も、深みも、軽妙洒脱さも。
とはいえ、ハイテク金庫を破るテクニックや犯行トリックなど、ケイパーものとしては十分楽しめるから、見て損はない。
時系列でいけば、
①バイオレット:犯行の24年前
②グリーン:犯行の7年前
③イエロー:犯行の6週間前
④オレンジ:犯行の3週間前
⑤ブルー:犯行の5日前
⑥ホワイト:犯行当日
⑦レッド:犯行の翌朝
⑧ピンク:犯行から半年後
になるんだけど、
Netflixの並び順(推奨順?)に任せたら、
②グリーン:犯行の7年前
③イエロー:犯行の6週間前
⑤ブルー:犯行の5日前
①バイオレット:犯行の24年前
④オレンジ:犯行の3週間前
⑦レッド:犯行の翌朝
⑧ピンク:犯行から半年後
⑥ホワイト:犯行当日
これが、IMDBの並びなら、
③イエロー:犯行の6週間前
②グリーン:犯行の7年前
⑤ブルー:犯行の5日前
④オレンジ:犯行の3週間前
①バイオレット:犯行の24年前
⑦レッド:犯行の翌朝
⑧ピンク:犯行から半年後
⑥ホワイト:犯行当日
Netflix推奨順に見た身から言わせてもらうと、正解はIMDBのような気がする。
いずれにせよ、最終3話は、
⑦レッド(犯行の翌朝)
⑧ピンク(犯行から半年後)
⑥ホワイト(犯行当日)
の順で締めるべし。
でも、結局、答え合わせをしたくなって、もう一度、⑦レッド(犯行の翌朝)と⑧ピンク(犯行から半年後)を見るハメになる(笑)。
ちなみに、演出的に最もセンスが良かったのは、⑧ピンク(犯行から半年後)。役者としては、シリーズを通してジャンカルロ・エスポジートを心ゆくまで堪能できる。
ストーリー的に最も気の毒だったのは、FBIの女性捜査官。あれはないわ。