ハリポタ×ゴーストバスターズ×インディ・ジョーンズ×ドロロンえん魔くん。
原作は児童文学らしい。お子さま向けでも手を抜かない辺り、さすがは「ドクター・フー」を生み出した英国。何を差し置いても紅茶タイムだけは重んじる辺りも。
1話完結ではなく、ところどころじれったいというかイラッとくる箇所があるものの、イギリス文学ならではのひねくれたキャラ設定や薫り高い雰囲気、ハイセンスな皮肉やユーモアが魅力。プロデューサーがエドガー・ライトを発掘したナイラ・パークだったので、さもありなん。
序盤からツカミで派手に飛ばしていくタイプの連ドラではなく、丁寧にセットアップを重ねながらクライマックスに向けて盛り上げていく展開。
いい感じで盛り上がって大団円としながらも、しっかり次シーズンへの謎だけは残して幕。
人を食ったお預けをかますイケズなエンディングも、予想通りのブリティッシュ。