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モダンラブ・アムステルダムのデイのレビュー・感想・評価

モダンラブ・アムステルダム(2022年製作のドラマ)
3.4
エグゼクティブプロデューサーにジョンカーニー監督の名前があったけれど、
もう、ジョンカーニー監督の手元からは離れてしまったんじゃないかしら?

OP曲も変わっていましたね。
ちと、ショック

あと、エピソードの順番って大切ね。


私の心を揺さぶるようなストーリーは余り無かったと思います。


ただ、
EP2: は好きだったかなー。


EP1:
素敵なデートでした。
でもね…。
妊娠しづらい自分だから、
親友が結婚して出産して距離を置き、
でも、持つべき物はやはり友達。
親友が去らずに居てくれて良かったね。


EP2:
敏腕弁護士の妻
そして、脳溢血で倒れ身体に大きな麻痺が残ってしまった夫。
妻は、夫の主治医を起訴して、裁判で2年半も闘っている。
優しそうで穏やかな夫…。
この夫が素敵でね…😢素敵な役者さんでした。
人に物事を頼む時も、喧嘩腰だから、お隣さんとの仲も危うくなる妻の態度。
お隣さんも子供が居て犬が居て、ごく普通の幸せな家族(旦那の見た目が怖いけど…笑)
でも、そこを夫の優しさがあって、お隣同士の仲も段々と良くなって来るんですよね。
夫は身体に大きな麻痺があるから、セックスが出来ない。
だから夫は妻に
「他の人と寝ても良いよ。」
と告げる。
そして、妻は実行する。
「どうだった?」
と尋ねる夫に
「良かったわ。」
と一言。

やっぱりお国柄なのか…
"優しい嘘"ってものがつけないんですね。
夫の目から涙が流れる。
その夫を妻が抱きしめる。
「ディナーに行った後、ホテルに行ったけれど、出来なかった…。」
って嘘をついて欲しかった…。

それでも、愛し合うふたり。
正反対に見えるふたり。
だからこそお互いに惹かれあったのかもしれない。
ラストのシーンが素敵


EP3: 男3兄弟と父親
母親が亡くなって初めてのクリスマス。
この家族は母親の存在が大きく、亡き母親の愛情も見えて来る。
つらくても前を向いて生きて行く家族の物語。


EP4: 旅行先のハリケーンで家族をいっぺんに亡くしてしまった男性が、また新たに結婚して家族を持つも、過去のPTSDに苦しむ。
双子の娘ちゃんが可愛かったなー。


EP5:
レズビアンカップルの話
子供を望むから、精子を友人から貰う。
その友人は多分ゲイかな?
作家の彼女は、実は子供を望んで居ない。
アダと言う1950年代に活躍した女性作家の家に住む…不思議な空間。
起きている出来事は、彼女の妄想なのか、現実なのか。
日本の着物が出て来たり、1950年代にタイムトリップしたような…なんとも不思議。
そして…。何だかラストは笑ってしまった。


EP6: やはり文化の違いなのか、理解が出来ず…。
私にとってはナンジャコレー!!って感覚。
15歳の長男が父親に
「こんなの普通じゃないよ!!」
と言い、
父親が
「普通って何だ!!」
と怒鳴り返すのだけれど
普通じゃない…の普通の基準って、何??と思ったりするけれど、
"普通じゃない=異常"
って事もあるのよね。
節操が無いのか博愛主義なのか…。

不貞や不倫って言葉が日本にはあるのだけれどもー。

ただ、子供が理解して受け入れる事が一番大切だと思います。
学校で、「お前の家族って変だぞ」
とか言われたりしないのかな?
するでしょうね(-_-)…。


NYタイムズのコラムより。
と買いてあるエピソードがあったけれど、全話では無かった気がしました。

にしても
EP2: をラストに持って来て欲しかったなー。

あと、登場人物が交差して欲しかった。

若い人の恋愛の話が全然無く、かと言って、長年連れ添った老年夫婦の話も無かったなー。

やはり、最初のモダンラブNYは秀逸だったと思う。


いつまで続くのかな?
パリ
ロンドン
バルセロナ
リオ…。
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