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砂漠の王のIPPOのレビュー・感想・評価

砂漠の王(2022年製作のドラマ)
3.0
WATCHAオリジナルドラマ。
『D.P-脱走兵追跡官』の原作者か描くブラックヒューマンドラマとのことで興味が湧きました。

約25分×6話の尺が良い。
連作短編小説のような構成で全話が少しずつ繋がってる。クライマックスで登場するチャン・ドンユン青年が最大のキーマンかな。

冷静に感想を綴ると、本作のメッセージは「意味の無い事にも意味があるから自分を奮い立たせよ、心の闇に落ちるな」って事だったのかな?と。

意味の無い仕事=でもお金を稼いでるんでしょ?立派なことよ。
お金を稼ぐならやりがいが欲しい=やりがいがあっても稼ぎが少なかったらどうするの?って言うヒヨコとニワトリどっちが先かみたいな人生のジレンマを描いてる。


日本は義理や慣例に従う人が多いし、能力を過信しない傾向が強いけど、超競争社会、ステイタス命の韓国社会はなりふり構わず目の前のチャンスに食らいつかなきゃやっていけない厳しい世の中なんだろう。

とにかく収入とステイタスが絶対

若者は息苦しいだろうなー。うーむ。

話は戻り、短編小説のように文学的な見せ方は良かったものの、ところどころ消化不良というか意味不明な設定が散見。細かなところまで回収して欲しかった気も。チン・グのあの役どころとか。
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