2022年11月9日から視聴開始、全20話。
わたしの場合は医療ドラマ・サスペンスドラマとして視聴。ラブストーリーにはあまりこだわらずです。
いきなり金日成の心臓手術で北朝鮮に。意表を突く目まぐるしい展開に引き込まれた。ハンガリーに派遣されて、恋人を連れてバイクで亡命するイ・ジョンソク、追う北朝鮮の工作員たち、カーチェイス、何とかたどり着いた韓国大使館、ところが門扉を閉ざさせたチョン・ホジン(ソヨンでの名演、SAVE ME2での怪演)、追手から逃げ橋の上での銃撃、ゴルゴ13みたいな総理のBG(ピノキオでイ・ジョンソクの殉職した父親だった人)の援護射撃がカッコ良すぎる。橋上で撃たれた恋人チン・セヨンの手を必死で掴んでいるイ・ジョンソクも撃たれて、恋人は川に墜落。スピーディですごい緊迫感とサスペンス味、ブタペストを舞台にした映画のようなスペクタクルに傑作の予感。ピノキオの感動をまた味わえるかと期待した程。
大好きな女の子キム・ジヨン(チャンボリのピダン役で泣かされ、クムサウォルのオウォルの娘役で達者な演技を見せてくれた)も登場、イ・ジョンソクと丁丁発止で楽しませてくれるし。父親が倒れて心臓手術というときに、バス事故の重傷者が続々と搬入、病院はコード・ブルーを思わせる戦場状態。ブラックジャックみたいなイ・ジョンソク。ここまでのスコアは4.5。
ところが大学病院に雇われた4話から大失速。テンポはわるいし、登場人物たちのキャラは一貫していないし、ストーリーは共感できず、荒唐無稽なくせに面白みも痛快さもそんなに無くて、わかりにくくてメリハリに欠けてグダグダで、偏に脚本が下手すぎる。お気に入りのヴィンチェンツォと対照的。
カメラワークも効果的と勘違いした独り善がりで、却って見にくいし。
ゆえに、せっかくのすばらしいキャストたちが活かせていない。特にいちばん格好良いパク・ヘジンが可哀想。登場人物として魅力的に躍動させてもらえているのはイ・ジョンソクとカン・ソラ(惚れた)だけ。
などと愚痴りつつ、早送りせずに忍耐力を尽くして9話まで来た。やっと再び面白くなりそうな兆し。と感じたのも束の間、せっかく初恋の女性ソン・ジェヒに戻ったのに、スパイ女ハン・スヨンのときよりも魅力を感じないぞ。スタイルは抜群だけど知性や感性を感じない作り笑顔で、中の人チン・セヨンがわざと北朝鮮の喜ばせ組の女性のように演じているのかなあ。そんな女を相手にイ・ジョンソクが至福の笑顔を見せるなんて違和感ありまくり。が、辛抱してもう少しストーリーを追ってみようとしたが、10話の後半で、面白くもないものを我慢しながら見ている自分に立腹、2022年11月14日リタイアm(_ _)m
