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『亡国のスパイ~かくも親密な裏切り~』のエピソード情報

友の裏切り

アドミラルズ・グラス

偽りのフェルメール

ウォッカの夜

モスクワに降る雪

別れの時

『亡国のスパイ~かくも親密な裏切り~』に投稿された感想・評価

B・マッキンタイアー著『キム・フィルビー』を基にしたフィクション

「ケンブリッジ・ファイブ」のひとりだったキム・フィルビー
実在した人物のことだからなのか盛り上がりに欠けて退屈でした
“フィクション”と言っているのだからもう少しエンタ性持たせてもいいのにー
Asino

Asinoの感想・評価

4.0
いわゆる「ケンブリッジ・ファイブ」の一人、キム・フィルビーの裏切りとその結果の亡命の顛末を描いた話。
彼の親友であり最後に一緒にいたSISのエリートと、彼を聴取することになるMI5の女性職員、そして亡命後のキムの話と過去の回想、さらにCIAとKGBがからむし、時系列がいったりきたりするので大変複雑。
アクションとかを期待するタイプのスパイものではなく、「裏切りのサーカス」に近い感じで、確かにわかりにくい。けどあれが大好きな人にはたまらないタイプのドラマでした。

いわゆる英国のエリート層がなぜソ連のスパイになったのかという階級の話を、MI6とは違って労働者階級出身が多いMI5の、しかも女性職員の目線(と対比)で描くことでよりわかりやすくしている(「SISのエリートがMI5の、しかも女性職員に聴取されるなんて屈辱でしょ?」的な台詞がある)ところがポイント。

主人公ふたりの特殊にも思える(ものすごくエモくもある)関係性が、どういう背景によって生まれたのかが見えてくるし、最初全く水と油という感じだったエリオット(ダミアン・ルイス!)とリリー(アンナ・マックスウェル・マーティン!)が次第に理解を深めていく関係性もよい。

キム・フィルビー役はガイ・ピアーズなんだけれども、たやすく人を魅了してしまう(そして20年以上親友すら騙していた)男の説得力ったらなかった。
話の中核は、キムがスパイだったという決定的な証拠が出てから数日間の、ベイルートでのエリオットによる聴取の間に何が話されたのか、そして彼以外にもスパイはまだいるのでは?という疑惑なのだけれど、亡命してからモスクワで消耗していくキムの様子もまたかなりセクシーな感じでよかった。そしてかなわないはずの再会の切なさ…。

というかこれ、典型的に「特別な愛憎関係にあった男に置いて行かれて、でも忘れることもできずに苦しむ男の話」なのでシッパーには大変な話だと思います。どうしてWOWOWなんだ。もっと界隈のみんなに見て欲しい。

まあもうちょっと短くできたんではないかなーとは思いましたけどもね、確かに。
原作がとても面白く、ドラマ化されると知りずっと楽しみにしていた。
原作にはない登場人物が非常に効果的な役割を果たしていて、素晴らしかった。
そして、主軸はやはりフィルビーとエリオットの二人の愛憎と友情の入り混じった物語だった。
最終話6話は、サスペンス要素もありつつ、二人の関係にフォーカスしていて余韻が残る。

ところで、ティム・ミルンは、「くまのプーさん」の作者、A・A・ミルンの甥なんですよね。