【 登場人物のそれぞれの壮絶な最期が美しい 】
2020年(令和2年)のNHK大河ドラマ。
第59作。全44話。
舞台は戦国時代〜安土桃山時代。
クライマックス'本能寺の変' へ向かってドラマは進む。じわじわ来る。
そして、光秀像のイメージがすっかり変わった。謀反人で反逆者と完全に黒いイメージだったのに、主役の長谷川博己の爽やかさとキャラ設定もあって見事に逆転。実際がどうかは別として新鮮。家康や秀吉の絡ませ方も、光秀のラストの描かれ方も興味深い。
ただこのドラマの見どころは、主要登場人物の最期の描き方だったと思う。
・吉田鋼太郎演じる松永久秀の壮絶な最期
・向井理演じる室町幕府第13代将軍・足利義輝の壮絶な最期
・本木雅弘演じる光秀の最初の主君である斎藤道三のこれまた壮絶な最期
・極めつけは染谷将太演じる織田信長の本能寺での立ち回りとその切ない最期
「光秀のスマホ」を観てしまった後に鑑賞したものの、どちらも何だかんだで良かった。