Emma

麒麟がくるのEmmaのレビュー・感想・評価

麒麟がくる(2020年製作のドラマ)
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大河ドラマはあくまでも「ドラマ」なので実在の話に基づきながらも実在人物の歪曲や架空の人物の登場もある。なので日本史好きではあるけれども、これはこれとあくまでもフィクションとして楽しむ事ができた。

キャストの方々も最初から最後まで大物揃い。
主演の長谷川博己さんはさる事ながら、特に帝役の坂東玉三郎さんと今井宗久役の陣内孝則さんが印象的。女性陣では煕子役の木村文乃さんや駒役の門脇麦さんが特に良かった。

駒への批判はオンエア時からとても多い印象だけど、駒は女性でかつ決して身分が高くないにも関わらず芯をしっかりと持ち、物を申さなければいけない時ははっきりと申すという時代にそぐわない異質感が個人的にはフィクションとして見るという前提でとても良いと感じた。

逆に摂津晴門役の片岡鶴太郎さんの演技はどうにもうーんという感じだった。あまりにも演技の癖が強すぎる印象。(そういう演技指導があったのかもしれないけれど。。。)

また本能寺の変のあっさり具合にも少し拍子抜けした。本能寺の変がメインではなく、あくまでもそれまでの明智光秀の人生の過程、織田信長との関わりに焦点がある事は承知しているけれど、それにしてもあまりにさらっとしすぎててコロナの影響?なのか元々の脚本がそのようなものなのか、、、視聴者としては少し疑問に感じた。
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