Kz氏

剣の詩のKz氏のレビュー・感想・評価

剣の詩(2023年製作のドラマ)
3.7
韓国ドラマで、日本軍統治下の1920年代朝鮮が舞台。日本の金、中国の土地、朝鮮の人が蠢く、無法地帯間島に跋扈する、日本軍、朝鮮独立軍、アサシン、馬賊。
韓流ウェスタンで、西部劇定番の大列車強盗も出てくる。ジョン・ウーの影響明確なアクションで、そこはかとなくエンリオ・モリコーネを匂わせる劇伴。
馬賊に、中国満州人(?)馬賊VS朝鮮盗賊(トジョク)の対立、朝鮮に、日本軍内帰化人VSアサシンVS盗賊の三つ巴、日本に、領事館(警察)VS日本軍の対峙と軍内日本人VS軍内帰化人の確執。この多重構造は、ドラマでなくては描けない。
主人公盗賊は、独立軍に敬意は払うものの、国よりも仲間(家族)が大事で、独立愚連隊の風格がある。

朝鮮にカーストがあり、奴婢という奴隷階級があったことを初めて知った。wikiを見たら、李氏朝鮮から両班・中人・常人・賎人の社会身分階級があったらしい。

season2が待ち遠しい。
Kz氏

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