ドクバリ

ヒップタッチの女王のドクバリのレビュー・感想・評価

ヒップタッチの女王(2023年製作のドラマ)
3.8
面白かった。

尻を触るとその触った人、動物が目で見たものが視える、的な超能力を手に入れた獣医が、警察と協力して殺人犯を捕まえる。みたいな話かな。

前半は超能力を説明するための導入っぽい話で、後半は殺人犯を追い詰めていく推理ものって感じで、コメディから謎解きにストーリーが移行していく構成だと思うんだけど、疑わしい人物をサイコメトリーしたりしながら、こいつが犯人か?あいつか?いや、やっぱりこいつか?的な王道展開からの、敢えてサイコメトリーの情報を小出しにして視聴者をミスリードさせる作りは上手いなぁ、と思ったけれど、その過程でわかる犯人のトリックだったりは、なかなか強引な持ってきかただったし、さすがに人が死にすぎたかな、、、

逆に前半のコメディパートはかなり面白かった。
手に入れた超能力の発動条件みたいなもんを探ってく過程で、動物の尻(後半は犯人探しがメインなので人が中心)に触れることで、身の回りに起きた事件を解決していくながれが面白かったし、能力を使うと毛が抜けるっていう謎の代償が妙にツボる。

サイコメトリーの描写も面白い。
動画みたいに停止したりズームしたりインデックス化したり、、そんで手をしっかりケアすることで画質が向上するってのもなんだか良い。

主人公の友達、オッキ(チュ・ミンギョン)も良かった。
事あるごとに元ヤン友達を集めるシーンは都度面白いし、毎回なぜか友達の兄が1人紛れ込んでるのもウケる。

でもやっぱ最高だったのは、たまに入る二十五,二十一のパロディかな。(あの水道のシーンとか)

あと、あんまり詳しいことは分からないけど、面白いシーンで画面がグッて寄る感じのカメラワーク?あれが凄く良かった。
役者さんの顔とセリフと画面で笑わせてくるってなんか新鮮。

それと、主人公のポン・イェブン役のハン・ジミンのかわいさがすごい。
かなり幼稚でアホな役柄にも関わらず、嫌な感じがしないのがすごい。
あれで41歳とは。
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