ツァラトゥストラはさくっと語る

恋人~あの日聞いた花の咲く音~のツァラトゥストラはさくっと語るのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

壮大!壮絶!
とんでもなく大忙しなドラマ。

あぁ〜リアタイしとけば良かった、
一気見より毎週2話ずつ観る方が
感動も嵌り方もまた全然違っただろうに。

昨年(2023年)に観てたら間違いなく、
ツァラトゥストラはさくっと
このドラマを大賞に選定してた!

しかし無理もない。
正直言えば近年のナムグン・ミンの演技、
どれも同じに見えてしまい
自然と遠ざかっていた。
が、今回はごめんなさい🙇‍♀️
時代劇で、めっちゃ刀振り翳して!
はい来た〜登場!
凄っ!強っ!
死なんのかーい😅?!
自ら切り開いてきた波乱の人生、
ずば抜けた才で人脈人徳、功を成す。
素朴な地道さ、人間らしさ。
完璧なようで完璧じゃないように、
頑張ってた👏


お相手のアン・ウンジン。
99個も尻尾のある女狐w
正直美人てタイプじゃないし、
落ち着きのない夢見るおてんば娘が
戦乱の最中生きることに猛進する、
次第に自然と大人の女性へと
強く逞しく成長してゆく。
正直私はこの女性ギルチェの方が
感心した。ウネとの関係にもウルッときた。
ギルチェの心の変動や描写を
数年という月日に乗せて見事に
繊細に表現、演じ分けているように映った。


そんなジャンヒョンとギルチェの共通点。
正義感、責任感。
真の強さ。人情。
身分老若男女関係ない、
自分の中に譲らない
確固たるものを持っている。
例え2人が離れ離れでも
それぞれの経験を通して、
自然とギルチェの中で、
ジャンヒョンの存在が大きさを増し、
そのラインが回を重ねる毎に
どんどん2人も似通り
重なりあってゆく……


恋愛ドラマだけでは決して落ちない、
目の肥えた韓ドラ好きのために。
私が最も関心したのは
丙子胡乱以後の歴史背景。
上手いこと史録にのせて、
合わせてくるストーリー展開!
清国、オランケ、朝鮮朝廷側、王室、
庶民(捕虜達)、儒生…。
この絡まり合いが実に面白く、
興味深かったです。
で、愛する2人も時代に翻弄されつつも
食われまいと自分達の意志を持って
対峙していく…頭良すぎる。



1話1話集中力高め、
ん?とツッコミ入れたいシーンも
多々ありましたがそれでも
全21話ビッシリズッシリ、
楽しませて貰いました。

最後言うなら、
ジャンヒョンの不死身さと
記憶喪失にはかなりつっこんだけど、
どんだけ国の為庶民の為に動いたよ‼️
対して王・仁祖の情けないこと。
+ジャンチョルさんよ〜〜
でヨンジュンな…🤨
貴方達の何倍何十倍動いた⁉️

あとリャンウムは最後
どうなったんだろ………?



で気づいたら何これ?
レビュー長っ😱
ごめんなさい🙏