イカ

だが、情熱はあるのイカのレビュー・感想・評価

だが、情熱はある(2023年製作のドラマ)
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ミレニアムデビュー組には思い入れがあるので、とっても楽しく見た。今期1番真面目に見てたかも。
売れてからの、メディアにすごい勢いで消費されて相方と人気に差がつき擦れていく山里と若林のあたりがとても懐かしくもあり観ててギュッとなったりもして、楽しかった。
そんな中活路を見出してやっていくっていうのが大事なんだろうな。
この世代の芸人、この2組はテレビでずっと売れてて頑張ってるけど、他のみんなもドロップアウトしたように見えていろんなところを切り拓いて行ってるし、行きたいところを目指してるから、まあ2組がだいぶ勝ち組に見える側なので扱いが難しいんだと思うが、他の同世代芸人も出して欲しかったなーと思ったり思わなかったり。
たりない2人の外部(会ったけど合わなかった人たち)を出すことでもう少しストーリーに厚みを出せたのではないか。
2人のことはあんまり追ってないので言うのもアレだが、同期の色々な進路に対して、揺れるところがあったりとか、半生を描くならば終盤のストーリーに盛り込めたと思う。
青春時代は演者の年齢もちょうど良くて傑作だったが、中年時代をサラッと流してしまった感じ。
私は忘れてないよ。ミレニアムズ。まだ番組のLINEスタンプ使ってるよ。ミレニアムズの人生、みんなそれぞれ。

高橋海人くんと森本くんの演技すごい。めっちゃそっくり。
しずちゃんと春日もめっちゃ似てた。
最終回のコロナ後でも顕著だったけど、とにかく完コピすることが目的になってる作品ではあった。完コピすることで役を表現できると信じている。
そういうところが邦ドラマは学芸会と思いつつも、再現度という意味ではもう途方もなくて、よし、すばらしいなと思ってしまう。

途中のM-1あたりは、だいぶテーマがあって、完コピが芸人の青春譚の表現になってて、その辺りはかなり引き込まれたな。

SixTONESのこっから、かっこいい。
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