おさむちゃん

リップスティックのおさむちゃんのレビュー・感想・評価

リップスティック(1999年製作のドラマ)
4.5
これ見たさにFOD加入して鑑賞。

最終回の無理くりな展開にはいささか辟易する。辻褄…

鑑別所の自由さとか所々ご都合主義のフジテレビぽさもどうなんだいってご愛嬌のツッコミも入れつつ…

とは言えそこに至るまでの各々のストーリーは目を見張るものはあり、現代にも通ずる少年少女の悩みというか闇深な案件達は心に重く響く。

野島伸司ワールド炸裂のポエティックで独りよがり厨二病な所も近年にない狂気さを感じられて、楽しい。狂気さは大事。

極端な題材を持ち出して極論を展開する。
見えない愛という題材を用いながらも
出演する役者陣は広末、窪塚、三上博史、いしだいっせい、池脇千鶴等、
眼福極まりない美しさを見せるという悪魔的手法により、夢中になってしまう。

百合もバラもちらつかせ、様々な禁断のモラルの檻を鑑別所の中で粉々に叩き壊す。

色々美味しいとこどりな感じが見てる側としては楽しくてしょうがなく、
全12話を1日半で見てしまうという所業に至る。

池脇千鶴のトラウマや三上博史と広末の愛の語らいもいしだいっせいの新人からの成長も人間の欠損をあるがままとしていき、同時に人間としての尊厳を大事にするその生き様は感情を大きく揺さぶられた。

結論
最高でした。
レベッカのフレンズが主題歌ってだけでもう最高なのに。
おさむちゃん

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