人間、なドラマだった。
善悪は別として、全員の気持ちがわかる、人間らしい脚本だった。
みちの真面目さ、優柔不断からの独り立ちの決断からのやっぱり陽ちゃんっていうあのかんじは、わたしは結末として????って感じだったけど、現実世界でも、付き合って別れてまた戻って、っていうシチュエーションで、ああいう心の動きはよくあると思う。1人でもしっかり考えたんだけど、やっぱあなただった!みたいな。むしろ一番スタンダードなのでは。
結婚ってなると、普通に付き合って別れるのと捉え方が違うのは、なぜだろう。特に子供がいない場合。
楓は最もかっこよかった。不倫相手を追い詰める感じも、そのあとこれは自分たち夫婦の問題だって気づいて、別れを選ぶことも、すごくよかった。楓は、必ず幸せになれる。
陽ちゃんも、ドラマでは極端な描写だとしても、ああいう人、いる。表現が下手で誘惑に弱くてでも正直で、優しい。
ああいう人を好きになる気持ちもわかる。
新名さんは、まあ一番あの人は現実味ない。あんな仕事できて、誘惑にも強くて、大切な人を、大切に真っ直ぐに、思う。
一生結婚できない気もする。
わたしは、みちは、1人で頑張って立っていくところで終わって欲しかったけど、みちが選んだことなので、いっときの情で陽ちゃんのところに戻るのではない、人生を歩んでほしいなと思う。