明日のカピバラさん

VIVANTの明日のカピバラさんのネタバレレビュー・内容・結末

VIVANT(2023年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

惜しいなぁ。乃木のテント合流後は、おもしろさ半減。テロ組織がだんだん慈善団体にしか見えなくなって。

役所さん、いくらなんでも泣きすぎ表情やわらかすぎ。一応世界が恐れるテロ集団のトップなのに、日本刀ちょこっと振りかざすくらいしか怖さの表現なくてテロリスト感が乏しかった。
最終話ではその中途半端な二面性を交互に繰り出されたって感じで、見てて疲れた。
というか、テントそのものが中途半端な組織。


8.9話の米の横流しと株価の操作エピソードにはガッカリした。
乃木が只者じゃないって所を見せたかったシーンだと思うけど、もっと派手さがほしかった。
演者が一箇所に集まって動きがないし、ラップ広げてごはん計るとか、株なんて画面見つめるだけ。画的に地味すぎたと思う。この辺からさらに失速。
それより何より野崎が2話連続でほぼ出てこず、悲しかった。

最終話も会話劇が主で、動きが少なく残念。
前半のダイナミズム(6.7話くらいまではほんとによかった!!)どこ行ったの?


しかしモンゴルロケに時間とお金をかけたことは素晴らしい決断。美しい大自然とダイナミックな展開に心奪われた。
特番で見た撮影風景ではスタッフ総出で工夫、苦労されたのを知って余計に感動。

そして「別班」
日本にこんな謎めいた良い素材があったとは!!
よく見つけてきて、ドラマにしてくれたと思う。
若き乃木の別班入隊エピソードのシーンは、只者じゃない感すごくよく出ていてとても好きでした。


なんだかんだと長くなりましたが、放送中は久しぶりに日曜日が来るのが待ち遠しかったです。

前半4.0
後半3.0