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VIVANTのーのレビュー・感想・評価

VIVANT(2023年製作のドラマ)
3.2
-前半から中盤にかけて映画ファイトクラブのプロットを延長させたようなストーリーと広大な砂漠を使ったロケが魅力。終盤は、株取引や商談といったややスケールダウンしたやり取りが続く。(原作者の手の届く範囲のジャンルで構成されている?)

-1話あたり大小あわせ4、5つほど伏線が登場し、1話終盤や次回以降で回収する。序盤はわりと丁寧に伏線を見せていたが、最終話では結果を先に見せ、後から前日譚として「実は、、、」を見せるというもはや伏線でも何でも無いものも登場する。
(伏線といっても、主人公乃木の秀才ぶりによりなんとか納得出来るものがほとんど)

-女性蔑視は2023年のドラマにも健在。個人的に、敵役の女性官僚をなじる構図は「踊る大捜査線」以来だった。

-宗教や紛争を持ち出し、世界規模のスケールで語っているものの、主張が全て日本の誇らしさに終始している。(元を辿れば現在の日本で宗教対立が起きないのは、いつだかの時代で他宗教を徹底して排除したからでしょ!日本人の美学なんて関係ない!)

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