にく

VIVANTのにくのネタバレレビュー・内容・結末

VIVANT(2023年製作のドラマ)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

先の読めなさと大きい規模。
堺雅人とラクダの共演に大感謝。

先が読めないというのは、メタ的に考えれば予想できなくない展開(乃木が別班、父親に会いたいがための裏切りor二重スパイの可能性etc.)だとしても、本当にそうしちゃうの?そしたらこの先どうなるの?を毎話更新していたという感覚。
風呂敷が綺麗に畳まれていくのは気持ちいいし、山場をテンポ良く(ひとつひとつの山場も相当面白く)展開してくれるのでずっと見応えがあった。

堺雅人、阿部寛、二宮和也なにより役所広司という豪華なキャスティングが最高でした。林遣都、松坂桃李、二階堂ふみ等々サブキャストの方々も厚くてアツい。
正義や国や世界、罪、平和、金、善と悪、二面性、復讐、憎悪、愛情。このドラマのキーワードというか支える柱がとても多い。それほど多面的で複雑な人間についての話だったように思う。
愛国心のある人による今の世界へのアンチテーゼのように感じる場面が何度かあった。そしてどこまでも日本や人間への愛情に溢れた作品に感じた。
にく

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