演出がとにかく苦手。特に第1話～第3話。
台詞もだが視覚的にも説明過多なせいで、驚きの展開とか言われても一度もびっくりするような事は起きなかった。張った瞬間に回収される伏線は伏線とは言えない。作り手が視聴者を馬鹿にしてるのかとさえ感じた。幅広い年代の視聴者がいる放送時間を考えたらある程度分かりやすくしなければならないのは理解できるのだけど。
音楽も全く効果的じゃないし垂れ流しで邪魔をしてた印象。せっかくの豪華俳優陣で素晴らしい演技なのに勿体ないと感じた。
画が諜報関係の場面になるとそこはかとなくダサくて。
自分が海外ドラマのFBIやCIAものを見漁り過ぎなのかもしれないが、小道具一つとっても違和感があった。海外とは制作費が桁違いなのは百も承知だけど予算が少なくても良質なドラマはたくさんある(今作は民放ドラマとしては破格の１話1億円らしい)。
脚本も海外ドラマの緻密さには遠く及ばない。
評価が高いドラマなので自分も楽しんで視聴したかったが気になることが有り過ぎた。珍しく否定的な事ばかり書いたけど、第9話で明かされたベキの過去はとても良かったし、ドラムは楽しいキャラクターだった。
主人公の乃木にもっと魅力を感じられていたらハマったかもしれない。
有能過ぎる=失敗しないだろう、になるので先が予測できてしまった。
ただ！日曜の21時台にメインキャストが
糞尿まみれになった事には拍手！
