このレビューはネタバレを含みます
福澤克雄の目指した「海外ドラマのような興味の継続」は◎
初見インパクトでグイグイ引っ張っていくのはよい。キャラも立ってる。
古き良きJJエイブラムス、浦沢直樹、よりラストもしっかりしていた。
あとは好みに合わないところ。
これは仕方ないが、一部余分な台詞情報や演出あり。特にジャミーンと薫は、ラスト擬似家族ハッピーエンドの感動に向けてなるべくノイズを入れたくなかった。他の深読み考察は置いておいても「奇跡の少女」ってワードは強すぎたし、二階堂ふみの強キャラ感で「待つ女」は無いかなと。
本編以外で言うと、幸か不幸か制作側の意図しない部分で、昨今の秋元康的考察系ドラマの潮流に乗ってしまったのは残念な傾向だった。少なくとも自分は向いてない。
劇中で敢えて丁寧に説明されている部分について、それを裏切るとんでも展開予想をみると「もしそうなったとして、それでドラマ自体が面白くなると思ってる?」と言いたくなる。