このドラマは、日本のドラマにしてはスケールが大きくて面白いなと思っていたら、やはり監督がそれを目指したとインタビューで言っていて、いたく共感しました。
韓国や中国など、同じアジアでも陸続きの国の場合は他国との絡みが多いドラマも多く、日本のドラマよりスケールが大きく深みもあるため、「日本のドラマ、なんとかせーよ」と私もずっと思っており、長く日本のドラマを見ない傾向にありました。
アメリカイギリスなどでは「ゲームオブスローンズ」のように映画レベルの費用をかけて何シーズンもドラマを作るところにまで到達しており、どうしても日本のドラマは幼稚に見えていました。今もほとんどの日本のドラマは程度が低く、旧ジャニーズのお遊戯みたいになっていたり、大して演技力もないのに顔だけで露出が多い若手女優が毎回同じような演技をしていて、見るにたえないです。
そんな中で、モンゴルや架空の国を舞台に描いた本作は、これまでの日本のドラマの殻を破ったと言えるでしょう。
70歳を超える母にも薦めてみたところ、ダイジェストを観て「面白い」と言っていたので、世代に関係なく楽しめるドラマになっていると思います。
こういう監督の意気込みや役者の本気を感じさせる作品を日本のテレビドラマでも作っていってほしいですね。
なんだか演技もできないアイドルだけの恋愛ドラマとか観てられませんから。きちんと俳優を使い、見応えのある作品を作ってほしいものです。
