ウクレレまさあき

デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃のウクレレまさあきのレビュー・感想・評価

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3連休、体調を崩してずっと寝てた。合間に鑑賞。
ドラッグ、セックス、ロックンロールな70年代のLAを舞台に、ロックバンドの盛衰を描いたドラマ。

才能がぶつかり合うバンド内勢力争いに恋愛感情も絡んで生まれるヒリヒリした緊張により、良く回れば最高、悪く転べば最悪が音楽に表れる。
デイジーのステージを廻る姿はスティービー・ニックスそのもの。二組のカップルのゴタゴタは、フリートウッド・マックのよう。大ヒットアルバム「噂」の歌詞カード読んで、収録の♪Dreamsをはじめ、あてつけがましい内容にびっくりしたの覚えてる。
また、バンド内の緊張関係は、グレイス・スリックとジェファーソン・エアプレインの様でもある。彼女も半端ない存在感だった。

ツアーバスで全米を廻る生活に憧れていたはずなのにって、何か分かる気も。

最終回はちょっと違和感。‘70年代の恋愛観ってもっと自由だったのでは。後日談もなんかきれい。
基本、ミュージシャンは愛すべきクソ野郎だと思ってる。求められるのは才能、聖人君子じゃない。
ドラマとしては有りか。もっと良く出来そうな。でも、ちょっとワクワクして、楽しく観た。

昔の洋楽ではあるあるだったけど、この邦題どうにかならないか。