このレビューはネタバレを含みます
原作途中までしか読んでないから続き読みたくなった…
男女の力関係が逆転したらどうなるか、見ててしんどくなる描写もあるけど現実と照らし合わせると女性たちはナチュラルに普通に生きてるだけで怖い目にあってることが多いし、ふとしたやり取りとか瞬間でも肉体的に自分の立場が上か下かが無意識に態度とか反応諸々に作用してることが見てよく分かると思う。
一番印象深いと思ったシーンは、女性たちが電気を出せるようになった途端彼女との結婚を考え直す男性の所。
“自分の力では相手に敵わない”、現実では男性が女性相手にそんな事思った瞬間なんてほぼ無いと推測するけど、そう突きつけられた瞬間から付きまとう不安は自意識過剰なんかじゃないよ、やっぱり。
言い返したら電撃でやられるかもしれない、自分よりも力を持ったものが少し不機嫌になるだけで動悸がして体が縮こまって何も出来なくなる、刺激したら何をされるか分からないから、それが恐怖だよね、
弱い立場である女性や子供が現実世界で普通に生きてるだけで感じる恐怖と不安、それが軽視されて被害者に”何故抵抗しなかったのか”とかを問うのも、きっとこのパワーの世界で力が逆転したら”出来なかった”と身をもって実感してやっと理解する人たちが出てくるんだろうなと思う。そうなったら1番話は早いんだけどね…
力が及ばない側からすれば、自分では何もするつもりはなくても危害を加えることが可能な立場であるということだけでもう十分なのよね…とりあえずシーズン2ちゃんと作って欲しいな、本当に。頭全然回ってないからメチャクチャなこと言ってるかも、原作も読む余裕できたらまた続き読もう。
あとママ役の人、ヘレディタリーのママ役の人だよね、この人の顔の演技好き
