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TOKYO MER~隅田川ミッション~のタロウのレビュー・感想・評価

TOKYO MER~隅田川ミッション~(2023年製作のドラマ)
4.0
『TOKYO MER ~隅田川ミッション~』




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TVシリーズ最終回から半年後。厚労省に戻る音羽先生の後任となるセカンドドクターを誰が務めるか?候補が見つからなければチーム解散となってしまう一大事に、厚労省から推薦されたドクターがやってくるのだが彼は長らく医療現場からは遠ざかっており、MERのドクターとして現場を預かるには不安が残る。そんな中、大規模医療事案が発生、、
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 MERはとにかく、アグレッシブさと手術シーンの緊迫感が魅力。危険を顧みずにどんどん突き進む喜多見チーフは、どんなに絶体絶命の状況もひっくり返してしまうんじゃないかと思わせる技術力・行動力・パッションを併せ持つパワフルなキャラクター。そんな彼を音羽先生はじめMERの仲間たちが支えて、また支えられながら困難を乗り越えていく姿はドラマシリーズ一貫して印象的だった。終盤の超衝撃展開にも絶句した記憶、、😢
 そんなMERが劇場版で帰ってくる!今作はそこで描かれる物語に直結するエピソードということで、どんなお話になるのか、、

👀👀👀

 エピソードオブひな先生だこれ!
MERか、元々志していた循環器外科か。「人の命を救いたい」という同じ思いでも果たして自分はどちらで働きたいのか、苦悩するひな先生の姿が描かれる。序盤の中規模医療事案では、腕をケガしているにもかかわらず現場での処置を強行した結果、患者の命を危険にさらしてしまう。「目の前の命を全力で救う」"喜多見イズム"が受け継がれてるな~と感心するのと同時に、「無茶してる」感が強くてとにかく心配だった。

 これが喜多見チーフだったとしたら、それでももちろん心配だけれど少なくとも「安心感」の度合いはグッと上がる。それは「この人なら何とかしてくれる」という説得力を伴った確かな実力があるから。決してひな先生に実力が無いという訳ではない。それは後に青戸先生の窮地を救うシーンでもちゃんと描かれているし、ひな先生がMERのドクターとして活動するに値する人物であることは確かなんだ。なんだけれど彼女は「迷って」いて「自信がなかった」。

 今作はそんなひな先生が、迷いを振り払って自信を得る物語だったと思う。橋の上から屋形船に飛び降りる思い切り(まさに喜多見イズム笑)に象徴されるように、後の手術シーンでも、循環器外科にいたからこそ自信を持って処置を行えたはず。あの緊迫感溢れる手術シーンや現場の切迫感が劇場で体感できるの楽しみだー!この流れでいくと、劇場版ではひな先生にめちゃくちゃ見せ場ありそうだしカギになる存在になるんじゃ??👀

memo
・毎度毎度頼りになる千寿隊長🔥
・鴻上尚史さんが演じる蒲田大臣のヴィランっぷりが最高最悪
・YOKOHAMA MER発足!劇場版の時点では、MERが配備されてるのまだ横浜だけなのかな
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