ちょこばなな

勝利の法廷式のちょこばななのレビュー・感想・評価

勝利の法廷式(2023年製作のドラマ)
2.5
風間くん目当てで観賞。
初回で裁判のシーンで台本を渡されるところから、このドラマの台詞全てが本読みに聞こえてきて離脱しそうになったが、毎度予想できる展開ではないストーリーと主演2人の演技に惹かれてサイドストーリーまで視聴。

最近のドラマでよくある、主演の先輩の所属事務所つながりでの後輩のコネ出演が嫌いだったが、助手君は撮影現場の癒しらしく役にも素直さが表れていて、こちらも温かい気持ちで観れた。
陰のある狂気に満ちた役の風間氏は特に輝いて見える。

台詞が画面上に文字で表示されるのが気になったが、弁護士という役への没入感が強い志田未来ちゃんが、まるで台本を読んでいるとは思えない空間を作り出しており、俳優という職業に改めて尊敬の念を抱いた。

何度も誘導される犯人像に振り回され辟易するが、最終話の伏線回収が見事で胸熱。
毎話刺さるストーリーだったが、最終回にこのドラマの主旨が全て詰まっていた気がする。
世の中に影響を与えられるような人じゃないと価値がない訳じゃない、目の前の下を向いた大切な人が明日を生きようと思えるよう、全力で心を砕くことは間違ってないと言われた気がして心が楽になった。

犯人がどうして不幸の元凶を殺さなかったのか謎だったけど。
最終的に脚本家の手を離れ、弁護士として独り立ちする物語だと思い込んでいたが、最後の最後まで見事に裏切られた笑
深く影響を受けたものが同じだと、縁は切れないのだろうか。

また、毎話超絶美女がゲスト出演されるので眼福だった。
1人だけお顔が不自然なくらい変わってしまった方がいて、ストーリーに集中出来なくなるくらい気になってしまったことだけがとても残念。