A24製作。
中国系、韓国系、日系と東洋人種ばかり出てくるのは、コロナ禍を契機とするアジア系ヘイトクライムへの配慮なのだろうけれど、物語には無関係。家族観や食事が、ことに韓国の、非アジア系の人々には珍しいのだろうけれど。
危険運転から始まった復讐の応酬が人間関係の確執もからんでエスカレートしまくる、エントロピー増大の話。最後は血まみれの惨劇に至り、砂漠でのサバイバルに収斂する。
「他者」についての物語。
危険人物デビッド・チョーは、俳優ではなく、各エピソードのタイトルバックも描いているアーティストだそうだが、彼の悪役映画をぜひ見てみたい。
