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CELL 8 ~ある脱獄囚の真実~のアラバンのレビュー・感想・評価

CELL 8 ~ある脱獄囚の真実~(2022年製作のドラマ)
4.2
原作既読。ほとんど忘れ。
Box21も面白かったが、これも負けず劣らず面白かった。

アメリカで獄中死したはずの死刑囚が、スウェーデンで逮捕されると云う、かなり大胆なミステリーでありつつ、不当な判決をされた青年と、彼を救おうとする人々の人間ドラマとしても秀逸。
そしてミステリーとしての着地もお見事、完璧。

思考停止の右派権力者の言動にはいい具合に神経を逆なでされて物語に引っ張られるし、正義を振りかざして思い上がりがちな左派のアレもいかにもでヤバい。

魅力のないキャスティングで作品の質を押し下げてる感のある北欧ミステリーだが、今回は配役もきちっとハマっていたのでそれも良かった。

ピートホフマンシリーズも是非やってほしい。
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