このレビューはネタバレを含みます
『罠の戦争』1話を観て、『銭の戦争』に続けて一気にTVerにて鑑賞。
復讐すべき悪役が、観ている方も苦々しく感じるほど悪事を働いてるシーンがなく、30年前にこんなことがありましたと家族が殺害される同じシーンが何度も出てくるのみ。
復讐される方も、過去にとんでもないことをしていても、現在は穏やかな良い人になっていて、悪事にはこんな事情があって仕方なかったと涙ながらに訴えたりして、なんだか可愛そうになってくるので、草彅くん演じる浩一こそが憎たらしくなってしまう。
そもそも善良な、たいしてお金も持ってないような人を騙して有り金を巻き上げる詐欺師なのだから、まともではないし。
1話の最初から嫌な気分になった。
池井戸潤さん原作のスカッとする復讐劇でもなく、『コンフィデンスマンJP』のような観ている方も騙される豪快な詐欺でもない。
『罠の戦争』はそういう意味では過剰なほど憎たらしい悪役が出てくるので、期待したい。
とはいえ、役者さん達は皆ハマっていた。初々しい杉野くん、罠の戦争で活躍してほしい!