キラウエア

模仿犯のキラウエアのネタバレレビュー・内容・結末

模仿犯(2023年製作のドラマ)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

昔流行っていたのを知っているが読んでいない。日本の映画版やドラマ版も見ていない。
この台湾版が初めて触れる模倣犯(模仿犯)だ。
全10話。見終わった感想はとても大筋が面白く、原作は面白いのだろうなと…思った。
台湾版の全てが悪いとは思わないが、いくつかマイナス面がある。


【全10話長い】
…特に司会者が犯人だとわかってからは引き伸ばしたジャンプ漫画の様で。警察がアホ過ぎて萎える。
全7~8話で十分満足出来る内容だった。

【キャストの顔がボヤっとしてる】
…これは好みの話ではあるが美男も美女も出ない。台湾では美男美女なのかもだけどビジュアルの趣味が合わなかった。

【シーンとカット】
…挙げだしたらキリが無いけど前のシーンと次のシーンで視点や物体の角度が違うとか、スッピンだったのに次のカットでは化粧してるとかもう、繋がりの違和感が気になる所が多過ぎる。

【キャラ名が覚えられない】
…これはもう自分の話なのだろうが、聞き慣れない人物名なのか全く入ってこないので主要キャスト以外台詞で「◯◯が」とか言われても『…誰やっけ…?』ってなった。

【キャラに魅力が無い】
…特に司会者。ラスボスこいつ!?って感じやから後半長いんだと思う。
まぁ他にもレポーターお姉ちゃんや元カノとか女キャラが出番の割にモブ。あんなにスポット当てなくて良いかな。

【吹替えが糞】
…この作品の最大の汚点は吹替えに力を入れてない事ですかね。予算が無いのか作品に期待が無いのか、知らん声優ばかり。
あ、無名だから悪いとは思わない。僕が知らないだけかもしれないし、知らんくても上手い人は大勢居る。有名でも下手な奴も大勢居る。
この間吹替えが糞の機内映画を見たがあれは笑えたw酷過ぎてコントの様だった。しかし今回はちゃんと作ってるつもりだろうから笑えない。
[主役検事]
…平坦で感情が無い、メロディラインが同じ、叫べない。
[ラスボス]
…これが一番酷い。どの台詞言うても全て同じアプローチ。会話シーンだろうが演説シーンだろうが…何?古典演劇?って位に仰々しい台詞回し。浮きまくりだろ!?
その上口ゆるゆるでよくOK出たなって位に滑舌悪いし…。内容が入って来ないのよ。
最初から僕悪者ですって芝居も嫌。

まぁ音響監督とかからOK出たんだろうから責任はそいつにあるのだと思うけど、これは無いぜ。
声優良かったらもう少し面白かったかもね。
後、ローカライズが直訳なのか言葉のやり取りや質問に対する回答が変な所が多々あったので脚本もセンスが悪かった。

兎に角楽しみたければ字幕版でちゃんと見た方が良いと思います。
多分一番面白いのは原作だと思いますけどね。
ストーリーにのみ加点。
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