カルピス

ザ・ディプロマット シーズン1のカルピスのレビュー・感想・評価

4.0
イギリスの航空母艦での爆破事件が起きたこときっかけに、イギリスを含めアメリカやイランなどの国が戦争になるかならないかの一発触発的な緊迫した状況になる政治スリラー!

なんだけど、結構笑えるコメディ要素もあったりして、緊張感のある政治的交渉の展開もありつつ、各登場人物の魅力や会話劇でかなり笑かしてくれる作品。
特に主人公であるケリー・ラッセルさん演じるケイトとルーファス・シーウェルさん演じるハルの凸凹夫婦が最高で、非常に仕事ができるし、過去の経歴も凄く、様々な人物との繋がりがあることで、緊迫した状況で事件を起こしたのがどこの国なのか?
どこが無実なのか?その探りやイギリスの首相やアメリカの大統領などをなんとか説得させる情報戦による交渉術が上手かったりする。

とは言え、夫のハルがケイトを助けるつもりでサポートした行動が、ケイトにとってはかなり迷惑だったりして、時として身内に敵あり!
みたいな状況でケイトがハルにキレたりする展開が面白い!
しかも、話が進むと彼女の人生の行方が思ってもない方向にハルや周りの人達に勝手に決められてたりする展開も、ケイトにとっては選択をする余地があまりなくて可哀想ではあるが、つい笑ってしまう面白さがある!

常に話のテンポも良く、外交的交渉やちょっとした諜報戦の見せ方が上手くて、ピリッとした政治スリラーな部分もありつつ、キャラの魅力でめっちゃ笑かしてくれる質の良いドラマでした。
早くS2が観たいですね。
期待大!
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