ルーク大佐

SEAL Team/シール・チーム シーズン4のルーク大佐のレビュー・感想・評価

4.2
以前シーズン1の数話で途中離脱したことがあったので、シーズン4は初めて最後まで見届けたことになる。特殊部隊員が主役のストーリーとして良作の部類に入る。役者陣の演技が武骨で大味で素人っぽいところが、逆にプロ戦闘員に見えるため、うまい演出に思えてくる。

本作のバックには優秀な軍事ブレーンがいるのだろう。戦場の過酷なリアズム、交戦シーンの迫力、具体的な軍事オペレーションなどに加え、特殊部隊員が抱えるトラウマや家族、恋人との悩みにも深く突っ込んでいる。

ストーリーの細部にいたるまでリアリティがあるため、元隊員などへのヒアリングや取材が徹底しているのでは。脚本が生々しいのだ。

リーダーのジェイソンが、「戦場は終わっても闘いは続く」と語るように、彼らが直面する困難はミッションコンプリートだけでなく、帰国後の私生活での課題解決にある。兵士のPTSDや上司のセクハラパワハラなど、今日的な問題も提示している。このシリーズにはポリコレネタを持ち込んでほしくないが、、

後半は長い時間にわたってバトルシーンを味わえるし、次作と最新作のシーズン6までみるつもり。
ルーク大佐

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