引き続き、単なる妊産婦のドラマに留まらず、同性愛や新生児取り違えなど、さまざまなテーマを織り込みながら重厚なヒューマンドラマになっている。
生命の神秘とか母性神話でのごまかしは一切なく、冷静でロジカルで真摯な脚本、かつ温かい。
シンシアの離脱とカムバック、パッツィーの秘密と事件、トリクシーの恋の進展とその後、エヴァンジェリーナの節目、モニカの活躍など、スタッフのドラマも一層濃密になった感じ。
シーズン3まで明るくみんなを引っ張っていたトリクシーが、本シーズンで辛い状況に陥り、見ているのが辛かった。
当初のイメージと変わった描写が出てきても、あくまでその人の一部分として説得力ある変化を描ける技術が本当に凄いな。。。
伏線は前シーズンまでに少しずつあったけど。
人物描写が最も秀逸なのは小説も映画もドラマもイギリス作品なんじゃないかとよく思う。
のちのち問題になる薬害の伏線と思われる描写があり、不安も覚えつつ後続シーズンも見る。
