近くて遠い純愛。近すぎるゆえに見えていない気持ちが切なさと焦らしを生んでいたのが印象的。キャラクター設定と映像ならではの演出、度々変わるOP。最高に純度が高く、その中に友情や恋が散りばめられていた気がする。
数々のBLと呼ばれる作品を見てきたが、その中でも純度の高さは最高峰だったように思う。純度が高いというと聞こえがいいが、ここでいう”純度が高い”は学生ならではの学生ノリで片付けられてしまうところがそうはならなかったところだ。幼馴染という長い時間を過ごしながらも気持ちに気づくことはなかったが、いざ気づくと相手の気持ちを大切にしようと周りの人が誰も彼らのことを悪く言わなかったところにある。純度の高いフィクション、綺麗なラブストーリーそして友情の描かれ方が素敵だった。
そして最後に。保坂、幸せになってな。
