このレビューはネタバレを含みます
自分は被災してないけど、知り合いの家族とかは被災してたり全く遠いという感覚は無いけど「部外者」のような感覚もあり、自分はあの仮設住宅の住民ではないのだろうと思う。
しかし、この作品は敢えて被災者だけの話にはしておらず、あの仮設住宅を日本の縮図のように描いていてまったく他人事という感覚でも見れない。
キャラクターはどっかしら問題ある人ばかりだけど魅力的に見せる手腕は流石。
他者との距離感について、敢えて見て見ぬふりするとかはなるほどなぁと
現代の貧乏長屋的な黒澤で言うと『どん底』的な趣も。
最後の「言い訳」のメタシーンは不要だったかな。
