いろーんな人間がいる。
自分の気持ちって相手にはなかなか伝わらない。
家族のために貯金する次男を自分勝手だとなじり、お金をせびるだけなのに優しい言葉をかけてくれる長男をかわいがる独親。ひどい母親って思うけど、それよりもうまく気持ちを伝えられないタツヤと、タツヤの本心を分かってあげられない母親が切なく哀しい。
オカベの歌にカツ子がハモるシーン、すごく素敵と思った直後、「勝手にハモらないで」「実はチョコ嫌い」というセリフのギャップがいい。お互いの考えてることは実は違ってたのに、一途なオカベとカツ子が芯のところでつながってる気がした。
島さんのワイフ、めっちゃ怖くて感じ悪いのに、あんなに手の込んだすごいバラ寿司を作って待ってたなんて。。。火事から島さんを助け、おんぶして仁王立ちするLiLiCoも最高。
ナニの仮設住宅という設定の「どですかでん」現代版、素晴らしい作品だった。
「どですかでん」と比べて見ても、キャスティングが最高。黒澤映画へのリスペクトにあふれてた。でも半助とトラのナレーションが絶妙なタイミングで入るので、「どですかでん」よりも分かりやすくて各人物に入り込みやすかったと思う。
