このレビューはネタバレを含みます
重々しい話なはずなのに、
住んでいる人達の人間らしさで、すごくポップに見やすくなってる。
クドカンの描く家族ってなんでこんなに苦しいのだろう。
このドラマでもいくつかの家族が出てきたけれど、特に大賀の家族のシーンは辛かった。
大賀は母親に何度も裏切られるのに、兄貴のように悪ぶって好かれようとしてみたり、焼肉弁当買ってきてみたり、何度も顔色伺って…
結局仕立てたスーツは見せられないままで。
子供は最後まで離れるって選択肢はないに、親はいとも簡単に手放してしまう。
やるせない気持ちでいっぱいだった。
私たちがナニについて、「乗り越えよう」、「過去を忘れない」とか言うのは簡単なことだが、住んでる人からすると「今」なのだと思うとこれから見え方が変わってくるだろう。
これから何回も見返したいドラマの1つになった。