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デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士のSのレビュー・感想・評価

4.3
記憶を辿って感想。
計2時間半?くらいのドラマとは思えない濃密な内容に驚いた。ろう者、コーダ、中途失聴者、難聴者、ろう者の「コーダの親」としての立場までもの様々な苦悩、寂しさとかが丁寧に描かれててとても学ぶことが多かった。NHKでは前にもコーダを主役に添えたドラマやってて、そういった人たちを知るきっかけとして機能してそうで良い傾向だと思う。
耳が聞こえない中での子育ての苦労とかコーダを育てる寂しさとか、考えたことがなかったのでいろんな視点を描いてくれたことが嬉しいしありがたかった。当事者に寄り添って作られた話なんだろうと思った。ここまでやりきってくれてありがたい。
ミステリー要素もしっかり面白かったのでほんと脚本がすごい。この内容を2本のドラマにまとめあげた技術が。
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