わさび醤油

最高の教師 1年後、私は生徒に■されたのわさび醤油のネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

人生一周目でそれぞれ死を遂げた担任教師・松岡茉優とそのクラスのいじめられっ子・芦田愛菜が、二周目の人生でそんな未来を変えたい!と奮闘する話。
前の菅田将暉のドラマも見てたけど、松岡茉優のテンションがめちゃくちゃ低いから故か始終何か物足りなかった。よくドラマ記事では「演技がすごい!」とか書かれてたけど私的に全然そんなことない。ただ、昔元気というかおバカ役?が多かったのにここまで落ち着いたのはすごいと思う。
そもそも「殺される未来を変えたい」とあのテンションと「何でもします」って結局は自分のために見えてしまって、過程として生徒とは向き合っててそれはいい感じになってるのかも知れないけど、最終的な目的は自分のためだからそれに対する「何でもします」ってなんかちょっと気持ち悪い。最後はサイコパスみたいなクラスメイトが松岡茉優を殺した犯人だって発覚して、殺意も何もないみたいな話だったけどまぁ教師がこんなだしな…と思った。あと終盤、いじめっ子のボスみたいな子たちが芦田愛菜の死をきっかけに改心していくのは唐突すぎて全然テンションについていけなかった。一話のイキり具合を思い出すと笑ってしまう。テンションが低い松岡茉優だけど、唯一夫の松下洸平と喋ってるときは人間味があるように感じた。でも教師の仕事に携わらない松下洸平が卒業式の日に妻を助けに来てくれるのにもちょっと違和感。教師の家族って普通に卒業式には参列しませんよね…?
松下洸平が安定して優しくて良かったドラマ。漫画でよくある転生系シリーズがドラマに取り込まれた慣れの果てだと思った。あとMotherぶりレベルの芦田愛菜は知的になったな~と感じる。唯一このドラマで死んじゃってかなしい。
ドラマのタイトル回収は一話と最終話で全然違っていて、見事だと思いました。
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