ぴょん

魔王のぴょんのネタバレレビュー・内容・結末

魔王(2007年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

チュジフンが宮の頃より上手くなってた👏🏻影のある孤独な雰囲気がピッタリ。オムテウンもシンミナもみんな良かった。こういう救いようのない悲しい物語が好きなのですが、今まで見た中でトップレベルに暗くて心に残るエンディングだった。


テソンが最後誰に刺されたのか分からず、視聴後に検索したところ、魔王の日本公式版のサイトで解説されていました。

(韓国ドラマ「魔王」公式サイト コメント欄より引用)
テソンは、デシクの弟に刺されました。テソン(スンハ)は、ソラの母親の刑事事件で、彼女を証拠不十分に導いて法廷勝利を得ましたが、それはデシクの弟にはとても承服できない判決でした。つまりこのことは、かつて、テソン(スンハ)が、オスの事件で証拠不十分によって起訴されなかったことで苦い思いをしたテソンが、意図せず第三者に同じ思いを与えてしまったということなのですね。テソンは図らずも自分の復讐を遂げる中で、矛盾するようなような事をしていたのです。現代の人間社会に良く見られる「誰かの利益は他人の不利益」という構造の一端でもあると思います。最近の格差社会はある意味でこうした現象の一端だとも思えます。
シェークスピアにも通じるような「人間の悲劇」を描いたこの作品を、単なるサスペンスと言う角度だけではなく、改めて人間の性という角度からご覧になって頂ければ幸いです。
by mawan

これを読んだ時、やっとこの物語を解釈できたような気がしました。視聴中も常々感心していましたが、改めて脚本家さんってすごいなあと思わされました。面白かったです。
ぴょん

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