ブルームーン男爵

アフリカン・クイーンズ:クレオパトラのブルームーン男爵のレビュー・感想・評価

3.6
クレオパトラに関するドキュメンタリーである。エジプトは現代ではその面影がないが、かつては強大な大国だった。気候変動や森林伐採で肥沃な大地から砂漠の国になり衰退してしまった。クレオパトラは、エジプトを支配したプトレマイオス王朝の最後の女王である。

本作は、クレオパトラが黒人だと描いたことで、”ブラックウォッシュ”だと批判されている。史実によるとマケドニア系のギリシア人であり、白人だったろうというのが定説である。

それにしても古代史は興味深い。ローマとの関係なども興味深い。2000年前はヨーロッパなんてただの森林で、昔は地中海沿岸の国々が栄えていたんですよね。

ただクレオパトラを神格化し過ぎな感じもして、もうちょっと中立的な描き方だったほうが良かったのではないかと思う。そして、ちょっと冗長に感じました。