抹茶マラカス

ノッキンオン・ロックドドアの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

ノッキンオン・ロックドドア(2023年製作のドラマ)
2.5
堤幸彦がバディもののミステリをやる、しかも原作は青崎有吾、渡部篤郎も引っ張り出してくるとなるとケイゾク、SPECを愛した人間としては見逃せない、そう思ってたのだが。
不可解と不可能、動機とトリックを両面から捜査する2人の探偵を描く話。トリック自体はしっかりしていて面白いんだが、松村北斗の方がディーンフジオカシャーロックを丸パクリしてるような演技でまったく話にならない上に、彼の料理シーンの演出も酷すぎて失笑もの。
同クールに同じ原作者のアンデッドガール・マーダーファルスが見事に映像に落とし込んでいる会話の軽妙さを見事に削ぎ落として引っ張った話、大オチがもう最後に何も炸裂せず感情が1mmも動かない。そこで仲間由紀恵という堤幸彦の持つエモを投入してもなーにもどころか。
また、タイミングとしてOP.EDそれぞれを主演2人の所属グループの曲を起用しており正直中盤からはジャニーズまみれのこれを見ることにゲンナリしていた