７話７時間弱、一気見の面白さだった。
ドバイからロンドンまでの実際の飛行時間が７時間だそうで、ドラマ内でもそれに合わせた時間経過という趣向。ただし、別にだから何？という感じで、それ以上、特段の捻りはなかった。
タイトル通りの物語で、たまたま乗り合わせた企業M&Aのネゴシエーター、イドリス・エルバがハイジャック犯たちを相手に奮闘するという展開。２時間前後の劇場映画でも良くあるハイジャックものだけど、さすがにドラマで時間がたっぷりあり、地上での物語もしっかり描かれる。
イドリス・エルバといえば個人的になんといってもNHK BSで観た「刑事ジョン・ルーサー」のイメージが強い。主演の単発劇場映画では「ビースト」と「フレンチ・ラン」しか観たことがなく、いずれも刑事ルーサーのイメージとは異なりギャップを感じた。
それに比べると本作でのネゴシエーターというキャラは、次々に窮地に追い込まれても機転が効いた臨機応変の話術と行動で逃げ切る刑事ルーサーのキャラと非常に似通っていて違和感が少なかった。
地上での物語もテロ対策班の女性やイドリス・エルバの妻と不倫中の刑事、ハイジャック機の担当管制官、大臣など実にてんこ盛り。多少ご都合主義的展開が気になったけれど、話は非常にスッキリしていて観やすかった。悪役側がことごとくAndroidスマホを使うのは言わずもがな。
数年前iPadを買った際、Apple TV+の無料体験一年分が付いていて、それなりに楽しんだことがある。どのオリジナル作品も映像や音楽がどことなく格調高く、良くも悪くも ”意識高い系” などと評されている。それはそれで良いのだけれど、コンテンツの絶対量が少なく、サブスク料月間900円というのは残念ながら却下だなぁと思う。
今回はiPhoneの機種変で無料体験三ヶ月分が付いてきた。前回同様オリジナルのドラマをメインに観ようと思う。
