Kana

赤の大地と失われた花のKanaのレビュー・感想・評価

赤の大地と失われた花(2023年製作のドラマ)
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育った家庭環境、子供の頃のトラウマというのは、一生着いて回る。
大きなトラウマから小さなトラウマまで、経験したものすべてが自分自身なんだと、ちゃんと向き合って事実を客観的に受け入れないと、逃げられない。
囚われ続けることになる。

そして、トラウマやコンプレックスを解決できずに人の親になると、子供にもトラウマやコンプレックスを与えることになる。
連鎖していく。

この物語には3種類の毒親が描かれていて、自分本位に子どもを物理的に傷付ける親と、子供のためと思って子供を囲い込んで選択肢を奪う親、そして子供を大切に思いながらも自分の弱さに負けてしまう親。
でもそれが毒となるか薬となるか、決めるのは結局子供自身。
親に子供の人生を決める権利はないし、子供の人生の全てを親のせいにもできない。

とりあえずサリーがいい人でよかったし、結局ジューンが悪いと思う。
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