このレビューはネタバレを含みます
あなたたちは間違ったことはないんですか?
立ち直ろうとする人の背中をずっと蹴り続けるんですか?
その通りだと思います
だからこそ、無免許で教師になることで、どれだけの人に迷惑がかかるかなんて想像できないはずはないから
自分にそこをどうしても消化させることができませんでした
人それぞれなので、あくまでぼくはですが
今作のような話はファンタジーでも何でもなく、それこそ実話を元にしたフィクションたからなおさら、架空の話とはいえ、実話とは別物だとは分かるけど、リアリティが重要だと思います
名作を届け続ける名コンビの作品だから、尚更そこはシビアになってしまい、もっとやりようあったよなー、って泣
素晴らしい作品でした
自身の失敗があるからこそ、生徒の悲しみに優しく寄り添える様をこんなに魅力的に演じる鈴木さん
実況席の真面目ぶってふざける生瀬さん
図々しく我を押し通す、ともすれば嫌なおじいをこんなにも切なく魅せた小日向さん
全ての演者、スタッフ、素晴らしいです
そして、この令和の時代に
情熱を傾けることに出会うこと
仲間と切磋琢磨すること
甲子園に向かう、選手とそれを応援するみんなの顔が輝いていて
がむしゃらに頑張るって、カッコいいことだったってことを思い出しました
あと、俺なんかとか言うなよ
野球選手になるん?
勝つと思ってた
甲子園で負けても、笑顔でいられたから
これからも何とか生きていける
スポーツに、野球に全く疎いぼくでも、主題歌のビートが流れたら胸が躍って、気がついたら涙が流れて
だから、だからこそ
悔しいです!!!