あらなみ

軍港の子〜よこすかクリーニング1946〜のあらなみのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

戦争孤児達が洗濯屋として生きる話。
クリーニング屋を営む叔父の家で居候する今日一。でも邪険に扱われ、家出。
前日に商売道具である自転車などを盗んだ孤児集団に合流して、盗みをするのではなく、クリーニング屋として日銭を稼ぐようになっていくんだけれど、最後、綺麗に終わりすぎて、それが逆にしんどかった。

軌道に乗るために協力してくれた置屋? に出入りするセイジのお父さんが帰ってきた時は泣いたわ。
セイジ待ってたのに、なんで闇市のあんなごちゃごちゃしたところに、子供が当たったら死ぬようなスピードで車走らせるんだよおおおおおおお!!!!!!!!!
かもしれない運転しろよおおおおおおおおお😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭

お父さんの遺品のコック服着てた男の子も、引き取ってもらえる人のところに行く直前で、施設の人達に捕まえられてドナドナされるのもしんどかったわ……。

なのに、今日一と、凪と、あとリーダー格の男の子は、なんだか綺麗にすんなり物語を閉じてしまってモヤモヤした。
セイジや他の子供達の悲劇はこの子達を持ち上げるための、舞台装置でしかないんだよね……。
つらい……。

それはそうと、ロケ地は猿島要塞かな???
いいなー、一度は行ってみたいのよねー。
あらなみ

あらなみ