康熙帝～大河を統べる王～のmofuinkoのネタバレレビュー・内容・結末

しっかりしたドラマで登場人物それぞれの志や善意、欲望から嫉妬など絡めて、治水や政治のあり方を描いて行く。

治水に乗り出す志ある若い皇帝、清廉な役人、清廉すぎる役人、欲にまみれた側近、文人と武人のそれぞれの嫌らしさ、
そんな人間たちの思惑や駆け引きとは全く別の法則で時には恵みを、時には災禍を荒々しく起こす大河。

とてもおもしろかったのだけど最後は少し投げ出し気味に感じてしまった。皇帝は老いて偏愛する息子のために忠臣に理不尽を強いたがその払った犠牲は虚しく、しかし大河は治水に邁進した2人の道が正しかったことをその流れで証明してみせた。ということなのかな？

タイトルは「康熙帝」よりも原題の方がしっくり来るのでは。