kkkのk太郎

三体のkkkのk太郎のネタバレレビュー・内容・結末

三体(2023年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

2007年の中国を舞台に、物理学者が相次いで自殺するという事件の大いなる謎に迫るSFミステリー。

Filmarksさんのオンライン試写会に当選したため一足早く鑑賞させていただきました!
Filmarksさん、ありがとうございます♪

鑑賞したのは1話と2話のみですので、そこだけのレビューになります。全話を踏まえてのレビューでは無いので悪しからず。

原作は2008年に刊行された中国のSF小説。
日本では2019年に翻訳/刊行されています。

累計発行部数2900万部以上の大ベストセラー。
世界中で高く評価されており、バラク・オバマ前大統領やFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ、映画監督ジェームズ・キャメロン、作家ジョージ・R・R・マーティンなどが絶賛したと伝えられています。

日本でも非常に話題になり、ゲームディレクターの小島秀夫や映画監督・押井守、翻訳家の柳下毅一郎といった屈指のSF者たちが本作を賞賛。
そんなこんなで以前から気にはなっていた小説なのだが、三部作ということも手伝ってなかなか手が出せず結局未読のまま。
このドラマが初の「三体」体験となりました。

単刀直入に言って、この1話と2話だけでは全く評価の仕様がないっ!!
だって謎が謎を呼ぶ展開すぎて全く物語の全体像が見えてこないんだもん。
未だ「三体」というタイトルの意味すらわからない。これが本当にミステリーなのかどうかも不明。
科学を突き詰めていくとなにか神的な、遺伝子学者・井上和雄さんの言葉を借りるならば”サムシング・グレート”のような理屈では無い存在に突き当たるのだと言うことがテーマになってきそうな予感はするが、全く今後の展開の予想がつかない…。

面白いか面白く無いかで言えば、少なくとも2話までの段階ではとんでもなく面白い!!連続ドラマと言うカテゴリーの中では間違いなく人生ベスト級。マジで続きが気になりすぎる…。
俳優の演技も言うことなしだし、ドラマだからといって映像も安っぽくない。
謎の提示の仕方も上手く、背筋が凍るようなシーンが多々ある。特に写真に謎の数字が刻印されているのを発見する場面なんて、もう思い出しただけでもゾッとする😱
ドラマだからと言って舐めていたが、映像面でも演出面でもレベルが高いっ!

…まあこういう謎だらけのミステリー作品は種を蒔いている時が一番面白くて、いざ収穫となると「なんか期待してたのと違う…」とガッカリすることも多いんだけどね。
でも少なくともこの1、2話は満点でも良いくらいの傑作だと思います!

普遍の定理や常識は存在しない。
中国共産党による一党独裁状態である中国でこういうSFが出てきたことに、何か強いメッセージが込められているような…。
まぁ今の段階でそういうことを言うのは時期尚早か。
いやまぁとにかくめっちゃ面白かった〜〜✨これ日本でリメイクしたら流行るんじゃない?
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